こんな悩みをお持ちの方へお答えします。
☑️本記事の内容
- 中国語学習の種類と日本人にあった勉強方法
- いつから始めても遅くない!日本人の中国語学習
- 中国語の3つの勉強方法
- 知らないと損する中国語の勉強法|日本人ならわかる「へぇ〜」な知識|まとめ
☑️本記事の信憑性
中国語に限らず、語学学習って大変ですよね。
しかも覚えても全く実用性がなく、旅行先で外国語で話しかけられても「笑顔」でしか返せず、ましてやこちらから何か聞くなんてもってのほか。。。
筆者はこんな感じの人間でした。
とあるタイミングから中国語や英語を話さなければならない仕事になり、苦手意識をもったまま中国語の勉強をしましたがやっぱり全然ダメでした。
サラリーマン時代の会社は教育制度が手厚く、会社の手当てで個人レッスンや塾、学習教材などを取り入れて勉強をしましたが、語学レベルが低い筆者はいろんな勉強法を試しているうちに「効果的」な中国語の勉強方法があると気付きました。
本投稿では日本人にとって、大きなアドバンテージがある「中国語」の最適な勉強方法を解説します。
目次|Contents
中国語学習の種類と日本人にあった勉強方法
中国語に限らず、語学学習には4技能の要素が必要です。
語学学習の4技能
- 読む力
- 聴く力
- 書く力
- 話す力
この4技能は3つのステップ毎に壁があって、それを乗り越えると語学の習熟度が変わります。
基礎知識以降は自分の置かれている環境が、習熟度に影響を与える事が多くなります。
学習習熟度の3ステップ
- 基礎学習
- トレーニングのステージ
- アビリティ(能力)開発のステージ
日本における外国語学習は、単語を覚えて発声を練習し、ヒヤリング練習をして対話の定型文を覚えてシミュレーションを重ねることが特徴です。
時々学校の授業だけで語学習得をしている人もいますが、ほとんどの人が大学まで語学を学んでも実践できる人はほとんどいません。
それでは中国語の勉強方法はどのようにすると良いのでしょうか?
仕事や旅行で実践的なコミュニケーションができる人の特徴
語学の習熟度を図る指標として語学試験があり、英語であればTOEICや中国語なら中国語検定などが主流です。
筆者は企業の人事・採用をした事もありますが、持っている検定スキルが仕事や実践で生かせるとは殆ど考えていません。
これは名だたる企業の海外駐在責任者を経験されているマネジャーや、経営幹部クラスの方も同様の意見が多いです。
なぜなら語学検定で得られる学習習熟度による能力発揮は、基本学習レベルでの効果しか期待できないからです。
特に仕事で即戦力になるレベルであれば、業界経験や業務・作業の実体験があるなどの業務理解をしている必要があるからです。
そのため新卒であれば持っている資格よりも留学経験、中途採用であれば同じく業務経験の方が高いことを採用基準の優先にします。
メモ
もちろん学習は一生涯必要なものなので、検定スキルを持ってるどうかは「学習に真摯に向き合えるか?」という点と基本的な学習習熟度には期待値を持てます。
いつから始めても遅くない!日本人の中国語のお勉強
筆者はサラリーマン時代に上海での駐在経験があり、家族も同様に中国で暮らした経験があります。
その時に感じたことは、先輩駐在員たちの奥サマ達って異常に語学スキルが高いんです。
ほとんどの人が中国語は初学で全く未経験だったにもかかわらず、日常生活の会話や市場での価格交渉に至るまで逞ましい限りでした。
筆者は会社の制度を利用して中国へ出発前に2ヶ月くらい学習塾に行き、中国語アプリでヒヤリングや読み方のトレーニングをしたつもりでしたが、現地に着いたらまったく何もできない経験がありました。
やはり行動力といいますか、とにかく生活に密着したコミュニケーションをとる事で、語学能力がグイグイと上がっていくのです。
日本人が中国語を覚えやすい理由
- 読む力
- 聴く力
- 書く力
- 話す力
もう一度、語学学習の4技能を確認したいと思います。
この4技能のうち、実は日本人にとって重点的に勉強するべきは「話す力」だけなんです。
なぜなら日本語は51音の発声しかありませんが、中国語は「歌う言語」と喩えられるように405個の発音と、4声と言われる発声の組み合わせになっています。
中国語に限らず日本人が外国語学習を苦手とする原因の一つが、発音を再現できない事による会話力の低さがあるからなんですね。
メモ
日本には「漢字」があるので、英語圏の人が中国語を勉強するのと比較して、読む力と書く力はすでに備わっていると言っても過言ではありません。
中国で使われている単語が日本と同じなのはなぜか?
これは中国人の知り合いには、あまり言わない方が良い(文化的に)ですが、中国語単語の実に70%が日本の単語を取り入れた「外来語」だからです。
漢字はその名の通り中国が起源ですが、なぜか近代中国語には「電話」や「自動車」など日本語と同じ単語を使っているのを見かけます。
なぜなら約150年前の明治維新の頃(1868年)に日本が西洋の文化や学術、思想に至るまでの外国語を文字化(翻訳)した言葉が、中国に逆輸入されて使われているからなんですね。
中国の正式名称は「中華人民共和国」と言い、中華は元々中国にある概念の単語ですが、人民(people)や共和国(republic)などは、日本の学者が西洋の政治思想や学術思想を取り入れた日本語単語になります。
国名で既に70%くらい日本語が含まれてますね、、、
メモ
もちろん中国古来から使われている言葉もあり、日本語単語と異なる意味の言葉もあります。例えば「行く→去(中国語)」や「妻→老婆(中国語)」などですね。
慣れるとカンタン!聴く力の勉強
聴く力を向上する勉強法の最適解は、聴き慣れすることもありますが自分が発声できることにあります。
前述では発声は難しいと説明しましたが、他者に伝えるレベルの厳密な発声の習得は必要なく、自分が学習理解をする上で文字と読み方を連動させるレベルで十分です。
英単語もひたすら覚えるときは、正しい発音ではなくローマ字読みにしたりして覚えますよね?それと同じです。
中国語の聴く力を上げるたった一つのコツ
自分で発声できる発音レベルと言っても、そもそもなんて発音するのか予想もつかないのが中国語です。
英語はローマ字の綴りを覚えたら、正しい発音は別として発声化できますよね?
実は中国語にも日本人特有のアドバンテージがあり、このことを理解すると発音の予測がカンタンになります。
日本語の「音読み」は中国語の発音が起源になっています
- 音読み:中国古来の発音からくる単語で、単体では意味を持たない
- 訓読み:日本語由来の読み方で、文字単体で意味をもつ
例えば「山」という漢字は、日本で訓読みは「やま」ですが音読みは「さん」です。中国語は「シャン」に近い発音をし、母音や子音などに共通点があります。
また「横」は「héng」と発声し、「黄」は「huang」と発声しますが、日本人的な発声で置き換えるといずれも「ファン」に近い発声をします。
横の文字に含まれる「黄」と、黄色の「黄」で共通の画がある場合も、近い発音をする仕組みになっています。
メモ
もちろん全てがこの法則の限りではありませんが、まったく予測のつかない単語を覚えるよりは発声のイメージが湧いた方が覚えやすく、聞き取りの能力が飛躍的に開花しますよ!
中国語の勉強|日本人はとにかく「話す」機会を作ろう
上述の通り日本人にとっての「中国語読み書き」は、ある程度カバーされているので深掘り勉強で体力や記憶メモリーの消費をする必要はありません。
「今日は何曜日ですか?」「今日の天気はどうですか?」
とかどんな語学でも学びますが、ほとんど使うケースはないですよね(笑)。
使い道のない単語学習に労力を使うのであれば、中国語で話す機会を増やして、話す(発声)ための予備動作として「聴力」を磨く、、、というサイクルができたら良いと思います。
中国語の3つの勉強方法
これまでの項で解説したように、日本人にとって中国語は思ったよりも身近なものであり、他の外国語を学習する王道パターンを必ずしも取る必要はありません。
ここからは本で学習したり、塾やスクールに通うような学習方法以外で、日本人が弱いとされる「話す力」や「聴く力」を向上させるために最適な勉強方法を解説します。
動画学習プログラムで学ぶ
まずは低コストの投資から!とお考えの方にはぴったりの学習方法です。
塾のような時間の縛りがなく、予め組まれたカリキュラムを選ぶことでマイペースに語学学習ができます。
また動画学習は見て覚えるだけでなく、音声を聴く事もできるので基礎学習をするには最適です。
オンスク.jpで中国語学習
株式会社オンラインスクールが運営する「オンスク.jp」は、カリキュラムを選んで学習する動画タイプの中国語スクールです。
4声の発声方法や基本的な文法を学べるのはもちろん、中国人の講師が実際の本場の発音で発声しながら解説してくれるので、非常にわかりやすいです。
オンスク.jpのサービス評価
- 完全初心者向け
- 料金:980円〜1,480円で中国語を含むカリキュラムが受け放題
- おすすめポイント:自分のスケジュールに合わせて中国語にチャレンジできる
オンラインレッスンで学ぶ
昨今は塾にいってフルカリキュラムで勉強すると50万〜80万かかるようなスクールもざらにあります。
塾は共に学び合う仲間がいて良いのですが、語学は日本人のコミュニケーションを深めても学習成熟度は上がりません。
オンラインレッスンは講師との時間調整をするデメリットがありますが、塾のような1対n(大勢)ではなく1対1の密度の濃い学習ができ、状況に応じた要望や相談もできるのが特徴です。
産経オンライン英会話+で中国語学習
産経ヒューマンラーニング株式会社が運営するオンラインスクールです。
英会話+というサービス名ですが、中国語のカリキュラムも充実しており、大手の産経グループなので講師陣が厚いのも特徴です。
産経オンラインのサービス評価
- 完全初心者から中級者向け(公式ページは上級者まで)
- 料金:1チケット2,000円で1カリキュラムのオンラインレッスン
>>6レベル/324種類のテキスト教材は実質無料で利用可能 - おすすめポイント:自分に必要なシチュエーションを選んで、中国人講師とスカイプでオンラインレッスンができる
翻訳機を使って学ぶ|実践利用も可能
学習準備する時間も、お金の余裕もないときは「翻訳機」がオススメです。
一昔前は電子辞書もありましたが、現在はネットで調べれば検索エンジンの基本機能として翻訳が検索結果に出てくるのでほとんど必要ありません。
電子辞書と同じくらいの価格で、日本語と中国語を含む多言語を相互翻訳・発声による通訳をしてくれる「翻訳機」が非常に有能です。
人間の通訳も同様ですが、翻訳機を挟んでお互いに会話する事もできるような時代になりました。
iphoneやアンドロイド携帯でも音声入力が発達しているので、テクノロジーの進化ってすごいと感じます。
POCKETALK(ポケトーク)で中国語学習
ソースネクスト株式会社が販売する「POCKETALK(ポケトーク)」は、音声入力を行うことで音声をテキスト化して設定した言語で翻訳と通訳を同時に行う優れたツールです。
旅行先では伝えたいことや聞きたい事を日本語で話して、ポケトークを介する事で文字や音声で現地の言語で伝えることが可能です。
また語学学習する際には、学んでいる外国語を自分で音声で発声し、正しく翻訳できるかどうか?をチェックする機能もあります。
もはや翻訳機と学習教材の垣根を超えた製品になっており、独学の究極系とも言えますね。
POCKETALK(ポケトーク)の評価
- 完全初心者から上級者・実践利用向け
- 料金:エントリーモデル=19,800円、ハイエンドモデル=29,800円
>>ハイエンドモデルはカメラ機能で文字を写真撮影をして翻訳可能 - おすすめポイント:独学での学習を低コストで網羅的に実施でき、翻訳機としての性能も高い
知らないと損する中国語の勉強法|日本人ならわかる「へぇ〜」な知識|まとめ
いかがでしたか?
本投稿ではとにかくショートカットして、実用性のある中国語を話せるようになりたい人に向けた最適な勉強方法を解説しました。
筆者もスクール形式の塾や、アプリゲームなどの中国語に触れる機会を増やしましたが、語学力としてはほとんど成長できませんでした。
筆者の場合は家庭教師のような学習方法はしていませんが、駐在員の時に現地の手違いで筆者だけ通訳スタッフがつかずに、独力で業務をする環境であったことが大きな中国語習得のきっかけになりました。
信じられないかもしれませんが、中国語で「これ何ていうの?」「どうやって発声するの?」を会話のベースにして、現地スタッフと仕事を通して触れ合ったことで中国語を話せるようになりました。
結果的には日常的な会話だけでなく、レジ応対で金銭授受やカード決済のご案内、接客対応などにもチャレンジして外国人相手の会話ができるようになりました。
また本投稿で説明した知識やコツの良いところは、語学学習に拡張性を持てることになります。
過去に現地スタッフとお話をして、その人をからかった事があるのですが「わざと」という中国語は知りませんでした。
でも日本語の「故意」がそれに当たるのかな?と思い、音読みを参考に発声して使って見たら当たっていたようで、さらに話が盛り上がったという経験があります。
「語学学習には終わりなし」と言われており、上級者はさらに国の文化や思想、風習なども理解して会話のアンテナを広げていく必要があります。
本投稿をきっかけに、中国語学習をいち早くスタートする事の助力になれたら嬉しいです。
それでは今回はここまでとします。